- ラマダン
この月の日の出から日没までのあいだ、イスラム教徒の義務の一つ「断食(サウム)」として、飲食を絶つことが行われる。「ラマダーン」を断食のことと誤って捉える人も少なくないが、あくまで月名である。
イスラム暦は純粋な太陰暦で閏月による補正を行わないため、毎年11日ほど早まり、およそ33年で季節が一巡する。そのため「ムスリムは同じ季節のラマダーンを人生で2度経験する」と言われる。
ラマダーン月の開始と終了は、長老らによる新月の確認によって行われる。雲などで新月が確認できなかった場合は1日ずれる。夏に日が沈まない極地地方にあっては、近隣国の日の出・日没時間に合わせるなどの調整も図られる。
歴史に名を残したイスラム教徒
- ジャラール・ウッディーン・ルーミー
イスラムの神学者。スーフィズムの重要な人物のひとり。
1207年にホラーサーン地方の主要都市の一つバルフ(現アフガニスタン)において高名な説教師でもあった神学者バハーウッディーン・ムハンマド・ワラドの息子として生まれた。
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イスラームでは、神のことを「アッラー」と呼んでいます。このアッラーという概念と、日本語の神という語は同義ではありません。それぞれの言葉が持つ意味の範囲の間に、重複している部分と、そうでない部分があります。日本語の神という概念の範囲には、最高の支配者、天皇、霊、人間に害を与える恐ろしい存在というような意味合いが含まれています。また、日本語に「八百万の神」という表現があります。この表現で象徴的に現わされているように、日本語の神の概念には「複数存在する」という概念も入っています。
クルアーンは、イスラームの聖典です。クルアーンという言葉はアラビア語であり、「誦まれるもの」を意味します。日本で、かつて使われていた「コーラン」は、欧米で昔使われていた「qoran」という語の日本語への転写です。最近では、元のアラビア語の呼称であるal-qur'anとそれの日本語への転写のクルアーンが広く使われるようになっています。
預言者とは、神の言葉を預かって人間に伝えるために、神によって人間の間から選ばれた特別な人のことであり、神でもなく、天使でもありません。人類が地球上に登場した全ての時代において、各民族と地域に遣わされていたとクルアーンにおいて記されています。その役目は、神と人間の間を仲介することであり、神の言葉(啓示「wahy」)を預かり、現地の言語で人々に、自らも実行しつつ、伝達することです。預言者の人数については確かな数字がありません。クルアーンの中では25人の名前が挙げられています。預言者ムハンマド(彼の上に祝福と平安がありますように)から伝承された言葉によれば、人類史上、124,000人(一説によれば224,000人)の預言者が送られています。
ハディースとは、アラビア語の言葉ですが、「話すこと」を意味します。宗教的な概念としては、預言者ムハンマド(彼の上に祝福と平安がありますように)の言行(慣行)録を意味します。様々な事柄に関する、預言者ムハンマド(彼の上に祝福と平安がありますように)自身の語りとその行いに関する伝聞の集成です。イスラームにおいて、クルアーンに次ぐ根本文献として認めらています。しかし、アッラーの言葉であるクルアーンではありません。